ヤマトシロアリの巣や巣別れについて 岐阜、愛知
ヤマトシロアリという種類の巣についてと、巣別れについてご紹介していきます。
まず始めにヤマトシロアリという種類について簡単にご説明します。
ヤマトシロアリは、日本国内では北海道から沖縄まで広く生息しており、日本で一番有名な種類と言えます。
大和白蟻と漢字で書くくらいですから。
そして1つの巣で活動するシロアリの生息数は、少ないと数100匹~1,000匹程度で、多くても1万匹ほどになります。
参考までにに比較対象として、日本でヤマトシロアリの次に有名なイエシロアリを上げますと、イエシロアリの活動する生体数は、ヤマトシロアリの約数10~100倍というレベルで、多い場合は1つの巣で100万匹という数に達します。
ヤマトシロアリの生体数が如何に少ないかがお分かりになると思います。
そして巣のお話ですが、ヤマトシロアリは活動個体数が比較的少ないため、巣の大きさや活動範囲も知れています。
床下に営巣している場合の例としては、床下の木部と地中を含めて1坪程度、またはそれが2か所のようなイメージです。
最後に巣別れについてですが、ヤマトシロアリはイエシロアリよりも数が少ない、というご説明をしましたが、その理由は、
ヤマトシロアリは活動数が多くなると、分散(分裂)して生き残ろうとするからです。
逆に数が多過ぎると、組織として統制が取れず、存続できないという種族としての特性があるからでしょう。
先ほど巣の大きさのご説明の際に、2ヶ所という説明をしましたがそれはそのような理由からです。