ベタ基礎が一体打ちならシロアリに侵入されにくい 愛知、岐阜
これは確固たる事実です。
シロアリがお家の床下に侵入してくる場合は、地中から上がって来ますので、その際に地表にコンクリ―トの基礎が広がっていれば、シロアリの侵入はかなり難しくなります。
そしてベタ基礎でシロアリに侵入される箇所の第1位が、玄関の外の階段部分(ポーチ)です。
このポーチは、メインのベタ基礎を打ったあとに、階段部分のコンクリートを後付けするタイプがほとんどです。
下図のように、メインの基礎に階段の枠部分のコンクリートを後付けし、その中は土を充填しているという感じです。
こうなりますと土の中からベタ基礎の裏面沿いに進んできたシロアリが、この階段部分まで来ますと、土の中を通って上がってきます。
すると当然シロアリの侵入経路=蟻道(ぎどう)という名前のトンネルは、私たちが外から見える所には出てきませんので、侵入されても気付きにくくなります。
しかしそれが基礎と階段部分が一体打ちであれば、シロアリが床下に侵入しようとすると、外の階段の所に出てくるしかありませんので、蟻道が目視できる状態になりますので、シロアリに気付くことができます。
ですので基礎を打つ場合は、玄関の階段も、勝手口のステップや階段なども作られるならばそこも、できるだけ全て一体で打つことをおススメします。
ちなみになぜ玄関にシロアリが集まりやすいかと言いますと、シロアリは温度差に非常に敏感で、土の中でトンネルを掘る場合も、暖かい方へと進む習性があります。
そして玄関というのはだいたいが南側にありますので、太陽で温められて、お家の北側より明らかに温かいです。
ということでシロアリは概ね南側に集まる≒玄関に集まるという訳です。
ご参考になりましたでしょうか。