愛知や岐阜のシロアリの保険や保証の実情やシロアリ保険の始まりを解説
シロアリ保険の始まり
20年以上前のシロアリ業界では、保証期間が「永久」、「30年」というのが当たり前の時代でした。
そのような時代には「保険」というものは存在せず、駆除が不十分などの理由で被害が出た場合は、自社で費用負担するのが当たり前でした。
それが10数年前くらいから保証期間が「10年」になり、最近では5年間の保証が当たり前になり、現在のような「保険」が出始めました。
当サイトの対象地域外のお話ですが、その地域では、愛知や岐阜ではほとんど見られない、イエシロアリが生息する地域で、あるお宅では新築時から薬剤を毎年まいてもイエシロアリが止まらず、シロアリが逃げ出す前にシロアリ業者の方が逃げ出してしまいました。
イエシロアリについて多少とも知識があれば、毎年薬剤散布しなくとも駆除できたのです。
保険とはそういう業者の救済手段として生まれたようです。
今では薬剤会社主導の保険が主流で、こういう場合は薬剤注文数量と保険金額がチェックされるようです。
つまり、薬剤を多量に使用しないと保険が掛けられないことになリます。
その保険の金額が、500万円であるとか、1,000万円などというものまで出回っています。
シロアリ保険の必要性 愛知、岐阜
しかし当サイトの対象地域である、愛知や岐阜では、賠償の費用負担を数件目にしましたが、多くても10万円程度で、一般的には数万円の場合がほとんどです。
普通に駆除すればそういうものです。
こちらの対象地域では、少なくともイエシロアリは99%以上いませんから、保険金に500万円とか、1,000万円は、先述のとおり多くても10万円なのですから、はっきり申し上げてあり得ません。
※イエシロアリ発生の可能性は、その土地の歴史や環境等を踏まえて点検すれば、十分に対応できます。
ヤマトシロアリしかいない地域で、あえてそのような高額な金額を見せると言うのは、逆にお客さまの不安を煽(あお)る行為です。
どういう意味かと言いますと、お客さまに対して
「それだけの保証が必要なくらい、シロアリというのは危険なんですよ! だから予防費用が高いのは当然なんですよ」
と言っているようなものです。
でも実際は10万円程度なのです。
しかも、ほとんどのお宅ではシロアリは発生していませんし、発生していても家屋の補修が必要な場合自体がまれです。
そんな中で、500万、1,000万の金額をちらつかせることが、シロアリ業者やシロアリ業界の狙いであると言えます。
この地域では、10万円レベルの高額な予防費用は必要ないのです。
万が一被害にあっても、10万円もいかない場合が殆どですから。