岐阜のシロアリ業者の間違った認識 薬剤の使い方や作業方法
岐阜や愛知でシロアリの予防をするなら、まず次の事を知っておいて下さい。
・岐阜や愛知の尾張地方など、当サイトの対象地域で生息するシロアリの種類は「ヤマトシロアリ」といいまして、家屋に大きな被害をもたらすのは、「イエシロアリ」といいます。
この地域ではイエシロアリは99%いません(愛知の三河地方の一部で生息が確認されている程度です)ので、シロアリの予防に10万円レベルの高い費用を掛ける必要もありません。
もちろん適切な調査をした上での判断になりますが。
・ご自身の土地の地中にシロアリがいるか否かが重要です。
シロアリは突然わいてくるものではありません。
よそから飛んできて、お宅の床下に営巣する、という可能性もゼロではありませんが、0.1%以下というレベルです。
・ほとんどのシロアリ業者は、シロアリの生態を理解しているのかいないのか分かりませんが、明らかにムダに薬剤をまいています。
ベタ基礎であろうが土であろうが、何も考えずにバラまいているので床下は水浸しです。
しかしこれは「しろあり対策協会」の責任でもあるのですが、協会の発行する「しろあり防除施工標準仕様書」という冊子があるのですが、この中で床下全域に薬剤をまきなさい、というような記述になっているのです。(1㎡あたり3.3リットル 50㎡であれば、165リットル。。)
この仕様書は、しろあり対策協会のどなたが作られたのか分かりませんが、現実に合っていない点が多々あります。
そもそも、まったく勢力も生態も異なる「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」を仕様書上で分けていないのが間違いです。
先述のとおり、床下一面にバラまいては、ヤマトシロアリにとっては明らかにオーバースペックですし、イエシロアリでは浅く広くバラまいても、勢力によっては突破される可能性は大きいです。
以上のように「床下に湿気は良くない」だの何だの言っておきながら、床下を水浸しにしているのです。
それをおかしいと思わないシロアリ業者もどうかと思いますが、知っててやっている業者もまたいるかも知れません。
たくさん薬剤をまけばその分利益を乗せられますからね。