愛知や岐阜でヤマトシロアリとイエシロアリを区別しない業者
現在の日本国内において、私たちの生活に影響を与える可能性が高いシロアリには、主に2種類います。
(もちろん厳密にはもっといますが、占有率を考慮しますと、2種類という理解でOKです)
「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」といいます。
よくテレビ等で、シロアリの被害として、柱がボロボロに食い荒らされ、床下どころか天井裏にまで大きな巣ができた、、というような画像や映像を見かけますが、あれは殆どが「イエシロアリ」の仕業です。
イエシロアリは、ヤマトシロアリに比べて、一つの巣で活動するシロアリの個体数が非常に多く、数十万~百万匹というレベルで、ヤマトシロアリのざっくり100倍くらいに相当する数です。
100倍ですよ、100倍。
ちなみにヤマトシロアリは、少ないと数百匹で、多くても1万匹程度です。
ですので、単純に被害の大きさも、被害のスピードも、ヤマトシロアリの100倍くらいになるというのがお分かりいただけるかと思います。
実際にヤマトシロアリの被害があったとしても、せいぜい数万円(10万円以下)なのに対し(当社の実績ベース)、イエシロアリではひどい場合は、数100万単位であったりします。
ですので、当然、イエシロアリとヤマトシロアリでは、シロアリの予防や駆除の方法、手間ヒマ、そして一番大事な「金額」が異なるはずです。
しかし一般的なシロアリ業者は、作業や金額設定において、シロアリの種類を区別していません。
つまり対応が楽なヤマトシロアリの場合も、対応が大変なイエシロアリと同じ金額を取っているということです。驚くべきことに。。
きちんとした知識と良識をもったシロアリ業者さんなら、そのような区別をしています。
(ここまでのお話をご理解いただいた方なら、そんなの当たり前だ!とお思いになると思います)
それが分かっていても、区別すると儲けが減ってしまうので、あえて分けない業者もいると思いますが、そもそもヤマトシロアリとイエシロアリの生態を理解しておらず、分ける必要性すら認識していない業者もいるかも知れません。
(どちらが救いようがないのかは、分かりませんが。。)
そして愛知県(三河の一部地域を除く)と岐阜県では、99%以上がヤマトシロアリですので、基本的にイエシロアリと戦わなくてもいいという、せっかく幸運な地域にもかかわらず、一緒くたに高額な料金を請求する一般的なシロアリ業者には、少々憤りを感じます。